【 ニュースNO 12 】    BT003 TYPE4

 

テスト日:2008年2月17日(日)   場所:つくばドライビングスクール

  路面温度:18.5℃    空気圧:F=1.95kgf/cu・R=1.85kgf/cu

     

      報告者 : 志賀吉信  < HONDA  CBR600F4i  >

   002でセッティングしたCBR600F4iに、そのまま003をセットしテストを開始します。 まず、フロントのコンパウンドがだいぶ硬く感じます。

  002TYPE3 よりも少し硬い感じで、剛性もしっかりしています。 今までの 002TYPE4フロントは、600クラスのマシンでは高荷重を掛けた時に

  コンパウンドが耐えられず、ジムカーナでは車重の軽いマシンに合っているようでしたが、003TYPE4フロントは、高荷重を掛ける走りや、

  車重の重い600以上のマシンに適していて強力なグリップ力を発揮します。

  逆に、車重の軽いマシンには、003TYPE4フロントは辛いかもしれません。

  ハンドリングは、マシンが起きている状態では切れ込みが強く、寝かすにつれニュートラルになり、フルバンクではハンドルを切る感じになります。

  003TYPE4リアですが、002TYPE4より かなりグリップ力が上がっています。 良く温まり、高荷重から低荷重まで強力なグリップ力を発揮し、

  バンク中の無理な加速でもスライドしにくく マシンをどんどん前に進めてくれます。

  003TYPE4は、600 以上のマシンをの相性が良く、A級クラスで十分トップを狙える性能を持ったタイヤです。

 

      ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

    報告者 : 田中洋介  < DR-Z400S >   ※ BT003TYPE4フロントテストをし、BT002TYPE4と比較

   車高」 明らかにBT003の方が高くなります。 

  元々BT003の方が径が大きい上にサイドが硬めで潰れにくく、更にプロファイルのラウンドが緩いため、バンク時の車高は静止時よりもさらに高くなります。 

  当然ハンドリングも変化する為、10mm程度フロントの車高を落として比較的まともに走れるようになりました。

   「ハンドリング」 003は旋回時にハンドルが切れ込まず、回転やターンの旋回半径が大きくなる傾向にあります。

  これはフロントを下げ、グリップを頼りに身体をインに入れる事である程度解決します。

   「グリップ」 これは間違いなく良いです。 スラロームでは002で行けなかったバンク角、スピードで全く破綻せず、絶大な安定感があります。

  回転でも002だとインにふらついた時にフロントがタタッと流れますが、003はそこでグリップして、車体がインに入ろうとします。

  ギャップのあるセクションでも、ギャップを全く感じさせない柔軟性があります。

   「摩擦」 かなり思い切り走っても、ドロドロに溶けるような感じではありませんでした。

  この状態からすると、ライフは002より長いかもしれません。

   「考察」 回転やターンが遅い理由はラウンドの緩いプロファイルが7割、サイドの剛性が3割 と言った感じでしょうか。 ラウンドが緩いと、

  バンクさせた時の接地面が減るので、コーナリングフォースも当然減ります。 

  またサイドの剛性が若干高められていて、潰れにくくなっているのも接地面積が減る一員となっている気がします。

  これらの特性から、比較的荷重の掛かりづらい回転やターンでは、アウトにはらんでしまうものと思われます。

  反面、コンパウンドはかつてない程のグリップを発揮していて、高められたサイドの剛性もあり、スラロームでの安心感・グリップ感は002以上と言えます。

   「結論」 002は回転とターンが速く、003はスラロームが速いです。

  タイム比較で言うと、回転・8の字が比較的多いコースで 5分山002=70秒7 / 9分山の003=71秒1 でした。

  ただし、003はセッティング及び走り方を煮詰めていけば002と同等以上のタイムで走れる可能性を秘めていると感じました。

 

 

BT003 TYPE3

 

テスト日:2008年3月16日(日)   場所:つくばドライビングスクール

気温:18℃     状態:ドライ

  

    報告者 : 作田隆義  < SUZUKI  DRZ400SM >

   最初に BT002TYPE4 で走行。 タイムアタックコースでのタイム計測・スラロームコースでの走行と、様々なデータを揃え BT003TYPE3 のテストです。

  003 ではタイヤエアー圧でのフィーリングの違いやタイムの違いなど、時間内に出来る限りのテストをしました。

  002 と 003。

   基本的な内部構造や見た目のラウンド形状はほぼ同じのようです。

  003TYPE4 が全く違う構造でラウンドまで違う為に ハンドリングそのものが違う感触だったのに比べると、

  002 と同じようなハンドリングの TYPE3 は安心してペースアップ出来ると思います。

  ケース剛性のアップ。

  特にサイドウォールの剛性は 002PRO 程ではないような感じはしますが、明らかに 002TYPE4 よりは剛性が上がっています。

  002 のサイドウォールが完全に潰れてしまっていた前回の大会の映像を見る限り 003TYPE3 の剛性アップは とても歓迎できる変更です。

  タイム。

   002 が数回のアタックで 42.22秒 だったのに比べて、割と簡単に 42.13秒 が出たので悪くないと思います。

  このタイムは流れを作ってのタイムなので 「流れを作らず 1つ1つのパイロンを確実にクリアし、足付きも絶対しない」 

  大会レベルの走りで出せたタイムが 42.5秒 !

   002 が際どい走りの時に見せるフロントが走らずに一瞬バランスを崩す。のに比べて、

  常に安定した旋回力を発揮している 003 が優れている部分だと思います。

  また、エアーですが 好みの判れるところだと思いますが、 002 に比べると若干低めにセットした方が良い様に感じました。

   

 

      戻る